願うとも願わずとも未来

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幼児(おさなご)が、お店屋さんごっこをしている。
買い物をする入店口では、毎回、体温を測られる。
「おねつをはかりますね〜、さんじゅうろくてんごです」
入店するときにはかならず、氏名を記載しなければならない。
それが入店のルールである。
時々、おねつが高いと、入店させてくれないこともある。
そう言う時は、
「また(熱が下がったら)きてください」と追い返される。

幼児(おさなご)は時々、自分の見知った世界の話を私に披露してくれる。
私がなにも知らないと思っているのだろう。
ディズニーランドに行った翌々日だったか、急にこんなことを言った。
「ミニーちゃんにはぜったいにさわっちゃだめ!ミニーちゃんがよごれちゃうの」
私は泣きたい気持ちを必死に抑えた。
ミッキーもミニーも、あなたのことが大好きだから、本当はいっぱい抱っこしたり、握手したり、してくれるんだよ。
今はちょっと問題があってだめだけど、本当はミッキーもミニーちゃんも優しいよ。
でも、彼は(彼女は)どうもピンと来ないようだった。
それはその通りだ。
『ミニーちゃんに抱きしめられた記憶など一度もないのだ』

私が願うとも、願わずとも、未来は変わらないし、現実は現実問題こうなのだ。
仕方ないことがあまりに多すぎた。
諦めることにも慣れた。
現実だけが真実の2021年にも、春はまた、分け隔てなく来る。