香港へ@2019/8/12mon 21:30のPA

香港のデモが空港にまで及んでいるという報道を聞いて心底うなだれている。
わたしは世界情勢についてはど素人なので実は何も知らないのだけども、でも素人だってわかるわ。
中国は一歩も引かない、そして香港の人たちも絶対に引かない。
つまり、誰かのちょっとした怪我どころの話ではもう済まない。
これ以上は文字にはしたくない。

一週間前、話が大きくなってきたな、と思っていた。
二週間前はまだ小競り合いやってんのか、なんて話していた。
一ヶ月前、まさかこんなことにまでなるなんて私は思ってもみなかった。きっと誰も思ってなかった。
きっと戦争の始まりもこんな感じなのかなと、奇しくも八月の今だ。そんなことを思ってしまう。
こんなあほなコメントをブログに書いていても薄っぺらな自分が嫌なってくるだけだ。
嫌になった。

香港が好きだ。
もし今私に子供がいなかったら、デモに加わっていたかな、もし今香港に飛んでいけたら、あほな邦人がデモに巻き込まれて怪我、とかでも、何か一瞬でも情勢が香港側に傾くなら意味があるかな。とか。
いや、そんなことしたら逆に迷惑がかかるばかりだ。今は静観しかないのだ。
しかしこれらは意味もない夢想だ。
もう私には子供がいて、私はもう何もできない。
家にいるしかない。
ただ、香港のニュースをじっと見つめるばかりだ。

来週は待ちに待ったエキスポだって。アメリカで浮かれるだろう私。
今こうして香港やHKDLのことばかり思い出してはいても、やっぱりどこかなにかが薄っぺらくて、なんか自分で自分に泣きたくなってくる。
優しくしてくれた香港の人たちのことばかり思いだす。
自分にはもうどうしようもないことなので少しの間祈ることにする。
どうにも無力だ。
どうかみなさんご無事で。

さっき夫と話していてね、もう香港も行けないなぁ、なんて軽々しく言ってしまった私。
どうしてそんなことを口にしてしまったんだ。すごく後悔している。
「香港が大好きだから、今すぐ飛んでいきたい。またいつか、どころか、いますぐに香港に行って加勢したいんだ」
って、嘘でもなんでも言えばよかったんだ。
だってそれがほんとは本心だったんだから、言わなくちゃいけなかった。どうせ行けないにしても、言わなくちゃいけなかった。
つらくて泣きそうだ。
(香港や香港の人々に対して泣くのではない。浅はかな自分に泣いているのだ)

困ったね。