私の中の静かな正義戦争(ジェームズガンがクビになった)2018/7/21sat 16:00のPA

LINK: ジェームズ・ガン監督、Guardians of the Galaxy Vol.3から降板 10年前のツイートが原因 | dpost.jp

私は映画界ウォッチャーではないし、なんらかのコメンタリーを世に出せるほどの知識もないただの一般人なので、この先書くことはまぁ当然のように薄っぺらい「ただの感想」にはなってしまうんだけど、それでも書いておきたいと思ったな。

今朝、自宅の布団上でぼんやりと目を覚ましたら、隣で夫が大騒ぎしていた。ジェームズガン監督が過去のツイートで炎上してGuardians of the Galaxyから降板したんだって。頭殴られたみたいな衝撃が走って、一気に目が覚めた。びっくり・・・。
で、そこからもう10時間たったんだけど、まだびっくりしている。

前述の通り私はこの件に対しては識者ではないので、ぶっちゃけガン監督の過去のツイートのこともよくわかんないし、アメリカの今の空気感ってのもよくわかんないし、終始「よくわかんないな〜!」という態度なんだけど。
でも、朝から私の中で、ふたりの自分が戦ってるんだよね。
ひとりのわたし。
「ガン監督の発言した子供が、実在児か非実在児かはわからない。だけど、もしそれが『わたしの子供を対象とした発言だったとしたら』 それが冗談であれ本心であれ、わたしの子供に卑劣で下劣な劣情を向けたと判断して、地獄の縁まで追っかけて必ずや断罪してやる(この手で)」
もうひとりのわたし。
「誰にでも過ちはある。それは、わたし自身にもあるのかもしれない。誰しも罪を償い、反省し、人として成長し生きて行く権利はあってしかるべきだ。(10年、20年、30年、人間はどんどん変化していく。変化してしかるべきなのだ。もはや自身との同一性も曖昧な過去の自分の罪を、人はどこまで償うべきなのか?という命題)」

たったわたし一人でさえ、相反するふたつの意見、すなわち何を「絶対正義」とするかということなんだけど、その正義を統一できないんだよね。
だからまぁ、何千万何億の人間が生きてるこの地球で、正義をひとつにすることは無理だよ。意見を擦り合わせていくことすら、毛頭無理なことなのだと思った。
このガン監督の件も、とどのつまり正義の所在の話だから、まぁ、みんなモヤモヤしながらこれからもなんとか生きて行くしかないんだよね。解決はしない。

あぁ、書いてて薄っぺらい。嫌になる。嫌になった。
しっかし人間ってのは複雑怪奇だよねぇ。ほんと最近、キュゥべえが言う「僕たちの文明では、感情という現象は極めて稀な精神疾患でしかなかった。」ってのを事あるごとに思い出すんだよね。人間がより効率よく生きて行くためのシステムとしての感情が、昨今はむしろ複雑化しすぎていて、生命維持を妨げようとしているようにしか思えない。あぁ嫌になるー。

あ、GotGのいちファンとしては、ガン監督抜きでGotGは不成立と思うので、せめて今日時点で脚本だけでも完成しているといいのだけどなぁ、と思いました。まる。(薄っい・・・)